炭酸ガスレーザー治療

炭酸ガスレーザー治療について

概要

鼻粘膜を焼灼してアレルギー性鼻炎などによる症状を軽減させる手術です。

レーザー照射で鼻粘膜表面を変性、収縮させることにより花粉などの抗原に対するくしゃみ鼻水などのアレルギー反応が軽減します。個人差はありますが、1年から2年程度効果が持続します。

炭酸ガスレーザー治療について

適応

薬物治療である程度の効果を認める中等症以下のアレルギー性鼻炎の方、一度もアレルギー検査をされていない方に関しては診断を付ける為にアレルギー検査が必須となります。

血管運動性鼻炎(寒暖差アレルギー)に対しては経験上効果が乏しい事が多いと考えており、当院では原則行っておりません。

また内服薬や点鼻薬などの薬物治療の効果の乏しい難治性のアレルギー性鼻炎の方は、下鼻甲介骨切除術、後鼻神経切断術、舌下免疫療法などをお勧めしております。

 

治療の流れ

治療は完全予約制となっております。(治療時期は6月〜11月のみ)

適応があるかどうかを判断する必要があるため、一度来院して頂き医師の診察を受けて頂く必要があります。

 

方法

両鼻内に局所麻酔薬と血管収縮剤をしみこませたガーゼを入れます。

入れるときに痛みを感じる方がいらっしゃいますが、しっかりと時間を置くことで手術中の痛みは少なくなります。

内視鏡で確認しながら炭酸ガスレーザーにより鼻内の下鼻甲介という部分の粘膜を蒸散させます。

麻酔時間含め30分ほどで終わります。

術後は1週間前後で再診して頂きます。

 

費用

保険適応の治療になり、治療費は3割負担の方で10,000円(税込)前後となります。